多様性という名の防衛

東北関東大震災。
茨城南部でも相当な揺れだったものの、ひょうたんが割れることもなく、人も猫も無事でした。
家にひび入ったけど・・・。

私たちの家は地震直後の断水と停電も一晩だけで済んだのですが、
近隣の市では翌週の半ばまで断水が続いていたり、
沿岸部では今もまだ不自由な暮らしだったり、
もちろん仙台や岩手などではもっとずっと深刻な状況が続いているわけで、
ライフラインについていろいろ考えさせられています。

平常時の便利さとか効率性 というのと、
非常時のセーフティネット というのは、
実は矛盾するものなのかも。

生物の世界でも、効率性万一の安全は時に相対立するものです。
例えばアリマキは、気候の安定している時期はメスしか存在せず、
彼女らはひたすら自分のクローンを作り続けて仲間をあっという間に増やしていきます。
確かに、効率的な繁殖にはオスは不要ですからね・・・。
クローンなら相手を見つける手間すらないわけで。
しかしそんなアリマキたちも、冬が近づいて環境が厳しくなってくると、
突然オスを生み、オスとメスの異種交配が行われます。
こうすることで、遺伝子がいろいろに混じり合ってちょっとずつ違ういろんなバリエーションを作り(クローンの場合は母と娘は遺伝的に同じ)、
急な環境変化などに対する保険とするわけです。
条件がいい時期はメスだけでひたすら効率性を追求し、
条件が悪くなる可能性がある時は、オスという一種の「手間」をかけても多様性(=安全)を追求するという戦略なのです。

翻ってライフラインの話ですが、都市ガスとか、オール電化マンションとか、
普段なら手間もコストも抑えられて便利でいいのかもしれませんが、
いざ非常時となると、逆に何ひとつ動かなくて困ったりするんですよね。
まあ、オール電化バンザイ!なんて言ってる人は、オス不要説を唱えてるのと同じだと思った方がいいかも・・・。

ちなみに駒ヶ根のモヒョ家は、現在井戸水と山の水の2本が引かれていて
これを上水道に替えるかどうか迷っていたのですが、
この際、上水道+井戸水+山の水 の3本立てを維持するのが1番安心のような気もします。

手間や無駄、そしてそれにより生み出される多様性って大事なんですね。


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